前回の更新から相当な時間が経ってしまいました。
実は、メールを送っていただいた方は、既に日本に戻ってきています。そして、先日お目にかかりました。現在は大学へ通いながら、あるソフト開発会社でインターン的な仕事をしておられるご様子でした。
当社としては、インターンとして使って見たかった人材(笑)ではありましたが、自身で決められた道ですので、尊重し、実際のコンサルティングにおける仕事の内容などをお話しさせていただきました。

さて、4で届いたメールへの返事ですが・・一種、決めつけではあるのでしょうが、その学生さんのタイプを勝手に想像して、次のように送ってみました。

あまり憶測でモノを申し上げるべきではない、とは考えますが、ひょっとすると○○さんは・・
○強く信じた考えに従って、物事をぐいぐい進めていく力を持っておられる(逆に言えば、時に柔軟性に欠ける)
○たいていの周りにいる人より頭の回転は速く、感覚的段取りでもうまくいってきた(ただし、見直す余裕があるはずなのに、その速度でもてあました時間を、自分の反省にあてるのは苦手)
○多面的に物事を捉えるのは得意(だと思っている・・が、実際は極論ベースで逆から攻めるのは得意だが、新しい軸で物事を見たりすることはあまり得意ではない

後のお返事で、結構当たっていたということは伝えられたのですが。自分で蒔いた種とは言え、こんな風に知らない人から言われると・・ちょっと嫌かもしれませんよね(汗)

で、その上で・・コンサルティング業界については次のように説明しています。

「コンサルティングという職業は、時に、自分よりも人生経験も、社会での評価も、そして人間性、年収、様々な尺度で見ても、全然上の人に対してもサービスを提供することがあります。」

「彼らは、成果だけを見るのかというと、そうではない。プロセスだって当然見ている。完璧ではないけれど・・コスト対効果でいろいろ測って、自分自身、または、従業員だけではやり遂げられないことを、実現するために、幾分我慢しながらも使ってくれる。」

「現状分析の力、そこからの課題を設定する力、解決策の方向性を決める力、結果を出すためにプロセスを細かく見てくれる力、経営判断を後ろから後押ししてくれる力、クライアントにとっては様々ですが、多面的に何かを期待するからこそ使ってくれるわけです。」

「できれば、相手がほしがる、すぐ食べられるお弁当を提案できるとよいのですが・・、そもそも、ほしがっているものが何なのか、ここを間違えてしまう。クライアントが本当に欲しているのは何か?これが分かるようならば、コンサルタントとしては大成するでしょうね。」
「具体的に決まっていることを、業務として任せるというのは、ないわけではない。そういう仕事もあります。人手がないから、代わりにやって!ですね。通常は、クライアントの立場だったら、またはクライアントの株主だったら、何を求めるか?という視点でもって、変革したい方向性をやんわりと確認しながら、それに対するソリューションを提示していくんだと思っています」

なんだか、偉そうなことを言ってしまっています(汗)
自分で読み返してみても、よくまぁここまではっきり言ったなぁと感じる程。

また、○○さんからのメール文中に、
「人の間違いを指摘するというのは大きな労力がかかることだからです。」という言葉を沿えていただいていました。これについては・・

「人の間違いを指摘すること。それは、軽い気持ちでアドバイスなんてできない。それはただの無責任な言動に過ぎないと思いますよ。」

「ただ、この労力は、あまり報われない。そもそも人って気軽にアドバイスを求めがち。
きちんとしたアドバイスが欲しければ、それ相応の対価が必要だとは思いますが、そんなこと考えない。」

「更に、最悪なのは、様々な諸条件を鑑みて、相当確度の高い提案をしても、
さっさと無視してしまう。そして、失敗する。挙げ句の果てに、「わかるように言ってくれなかった」とこちらの責にされてしまう。」

「間違いを指摘するというのは、そういうリスクを負いながら、できるだけ相手にとって分かるように伝えることだと思います。」

「私自身、コンサルティングで提言したことのうち、実施されることが半分以下、になるような会社とは仕事したくないし、こちらからも継続はしていきません。苦労して、真剣に考えてあげて(対価はもらうものの)、実現されないなら、自分の労力なんだったんだ!と思うからですが。」

と、コンサルティングをやっていて感じるストレスについても伝えてみました。
実はこの後も、10回ほどメールの往復がありまして、いろいろなことについてお話しを続けております。

今回も長くなってしまいましたので、また時間が出来たときにでも新たに掲載します。

p.s. ところで、ウェブサイトの雰囲気が変わったのは気づかれましたでしょうか?
まだTypoが残っていたりしますが、改めて更新を進めて行きます。今後も宜しくお願いします。